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宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

宮台真司『まぼろしの郊外』を読んだ

 

まぼろしの郊外―成熟社会を生きる若者たちの行方 (朝日文庫)

まぼろしの郊外―成熟社会を生きる若者たちの行方 (朝日文庫)

 

  宮台真司『まぼろしの郊外』を読了。これで宮台氏の主要な著作はだいたい読み終えられたかな。『増補 サブカルチャー神話解体』『制服少女たちの選択―After 10 Years』の射程は、あくまで東京とその近辺のような気がしていて、宮台氏の議論の射程も同様だとはやとちりしていた。しかし、本書を一読し考えを改めた。

  その理由は収録されている論文「青森のテレクラ少女たち」によるところが大きい。よくも青森くんだりまでフィールドワークしにいったものだと、宮台氏のバイタリティには感嘆するばかり。

 宮台氏の著作の中で何度も繰り返される「内なる声」=倫理が無く、「共同体の縛り」=道徳も崩壊した日本社会というモチーフが、上記の論文でより説得性のあるものに感じられた。

 

 それにしても、朝日文庫から出ている本書と『制服少女たちの選択―After 10 Years』が絶版となっているのはなぜなのか。論文集(エッセイ集か?)である本書はさておいて、宮台氏の主要な著作といっていいであろう制服少女が絶版とは。ふしぎでならない。

 

14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

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