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ヒーロー最後の祭り―『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』感想

アート・オブ・アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (MARVEL)

 

 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』を3D吹き替え版で先週観たんですが、感想を書いてなかったんで適当に書いとこうと思います。ネタバレが含まれます。

 スーパーヒーロー軍団、最後の戦い

 東欧はソコヴィア、ヒドラの研究施設。ロキの杖を取り戻すため、アベンジャーズたちがそこを無慈悲に総攻撃する場面から始まる『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、もういきなりアクセル全開という感じで観客をヒーロー映画の世界に連れ去る。もう今までのシリーズで散々こいつらに愛着湧いてるだろ?と言わんばかりの横綱相撲。

 前作『アベンジャーズ』は、マーベル・シネマティック・ユニバース作品をみていない観客を丁寧にフォローアップしていたような印象があるんですよね。僕が劇場で観たときは、たしか『アイアンマン』と『アイアンマン2』しか見てなかったんですが問答無用で楽しめたし。しかし今回は真逆だと思う。

 『アベンジャーズ』ののち、世界はいかなる変貌を遂げたのか。本作の事件を巻き起こすことになったトニー・スタークの苦悩は、『アイアンマン3』をみていないとだいぶ唐突な気がするし、彼の積み重ねてきた行いの意味なんかも、シリーズを鑑賞していないとわからないような。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で起きた大事件もドラマに大きくかかわっているわけで、そういう意味でいきなりこれをみるのは結構きついんじゃないか、という印象。結局僕は上記の作品をみてしまっているわけで、未見の方の感想は推測するしかないんですが。というわけで、MCU世界に浸っている観客が無茶苦茶に楽しい映画、それが『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』だと僕は感じた。

 それは決して悪い意味じゃなくて、そういう層をメインターゲットに定めたからこそのいきなりのハイテンション状態だと思うし、これまで積み重ねたドラマをいったん収束させ新たな展開が準備された、という意味でもそういう位置づけの作品であってよかったのかも。今までのアベンジャーズのメンバーたちの半数以上が去り、別の物語がこれからまた始まるのだ、という予感と余韻を感じさせる結末の味わいは、はなかなか得難いものがあった。

 だからこの作品を最後にアベンジャーズを去るスーパーヒーローたちは、これが最後の祭りだと言わんばかりに大暴れする。操られたハルクと、ハルク絶対殺すマンことハルクバスター=アイアンマンがアフリカの街をぶち壊しながら殴ったり殴られたりのとことか、もう最高以外の言葉がない。

 前作の例にもれず敵がいっぱいいっぱい出てくるので、誰もが見せ場を与えられるし、前作ではちょっともたもたしてたキャプテン・アメリカもウィンターソルジャーとの戦いの成果かくっそ強そうな金属生命体ちゃんと真正面からやりあったりするので本当によかった。これならアイアンマンもぼこぼこにできるね!と早くも次回作『シビル・ウォー』が楽しみになりました。

 実写『X-MEN』では超ド級の活躍を見せたけど若干持て余し気味な扱いだったクイック・シルバーことピエトロ・マキシモフさんも、加速なんてへでもねえキャプテンやら発想で戦う一般人ホークアイさん、そしてめっちゃうようよ出てくるウルトロンさんという相手を得て縦横無尽の大活躍という感じで最高だった。それだけに退場は惜しまれる。

 

 ドラマのほうはと言えば愛を知る全人類に捧ぐとか捧げないとかいうキャッチコピーもありましたが、そのセンスはひとまず置くとしてもかなり「愛」に焦点があたっていたなあとは思いました。それが完全に吹き替えで裏目に出ていて、ロマンス担当でしゃべりまくるブラック・ウィドウにお世辞にもお上手とはいいがたい米倉氏が配されていることは、はっきりマイナスだと思う。そんなロマンスうんぬんは置いといてヒーローが大暴れしているのをみてるだけで大満足という感じなんですが。ともかく、最高でした。ちょと3Dがガチャガチャした印象だったので、次みるなら2Dにしよっかな、という感じです。

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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:プレリュード

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【作品情報】

‣2015年/アメリカ

‣監督:ジョス・ウェドン

‣脚本:ジョス・ウェドン

‣出演

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