渋谷ヒカリエで開催されている『バケモノの子』展に行きました。
結論から申し上げますと、大変楽しかったです。以下で適当に感想を。
『時かけ』から『バケモノの子』まで
『バケモノの子』展とはいうものの、扱っているのは『バケモノの子』だけじゃなく、『時をかける少女』以降の細田守監督作品。もちろんメインの展示は『バケモノの子』なんですが、『時をかける少女』・『サマーウォーズ』・『おおかみこどもの雨と雪』もかなり力の入った展示でした。
写真撮影可なエリアが多いのもよくて、そこらじゅうをぱしゃぱしゃしてました。
この展示で一番わくわくしたのは、何より絵コンテや原画、背景の展示。上の写真にある、入口付近の絵コンテを除くと、そこらへんのエリアは撮影禁止だったんですが、『時をかける少女』・『サマーウォーズ』・『おおかみこどもの雨と雪』、ぞれぞれ相当量の関係資料がみれて大変楽しい。
絵コンテや原画にこんな指示が書かれているのかーと。特に印象に残ったのは、『時かけ』の原画?にあった「雲力!!!よろしくお願いします!!!」の指示。『サマーウォーズ』の健二くんのモデルは細田監督だった......?それはともかく、先日のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも語られた雲の描写へのこだわりを感じました。
『おおかみこども』の雪原を疾走するシーンを大きな画面でみれたりとかも楽しかったです。
そんな過去作のセクションが終わると、渋天街の雰囲気が再現された『バケモノの子』ゾーンへ。
こちらは公開中だからか、背景を中心とした展示だったように思います。
それを抜けるとアトラクションが立ち並ぶセクションに。写真をとると『バケモノの子』展のfacebookにアップされます、みたいなありがたいおせっかいやら、ともかく一人淋しくきた人間がなかなか楽しめる空間じゃねーな、という感じでした。
先日の「プロフェッショナル」で細田監督は「映画は人生を謳歌しているひとたちのものじゃないと思うんだよね」のようなニュアンスのことをおっしゃってた気がしますが、こういう映画に付随するやつは、なんというか、人生を謳歌している人たちが楽しむのに最適化されてんなー、とか思ってしまいました。完全にひがみです、ありがとうございました。それはともかく、楽しかったです。
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