宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

『FISHMANS 男達の別れ 98.12.28@赤坂BLITZ』爆音上映@渋谷CLUB QUATTROに行ったよ

男達の別れ 98.12.28@赤坂BLITZ [DVD]

 

 先週5月8日に渋谷CLUB QUATTROにて行われた『FISHMANS 男達の別れ 98.12.28@赤坂BLITZ』爆音上映に行きました。最高で最高でした。一応感想を。

  このブログのタイトルからお察しの方も少なくないと思うんですが、僕はフィッシュマンズが大変好きでして、しかし平成生まれの悲しさでリアルタイムでは聴いてなかったんですね。聴き始めたときにはすでに解散していて、佐藤伸治ももはやこの世の人ではなく、生で演奏を聴く機会は既に失われていたわけです。それでもぼくはフィッシュマンズが好きだといいたい。

 今年2月に爆音上映が行われると聞いてすぐさま足を運ぼうとしたわけですが、その時は速攻完売で行けなかったので、今回再上映の報に接したときは今度こそ絶対に行かねばと。翌日の『若いながらも歴史あり』も行きたかったんですがこちらは平日なので尻込みしちゃいました。今思えば行ってもよかったなと強く思うんですが。

 で、その爆音上映ですがこれはとんでもなく素晴らしかった。開場後、上映開始までの時間もフィッシュマンズが爆音で流れていて、その時点でもうテンション爆上がり状態だったんですが、本編はもうそれをはるかに上回る音響で度肝を抜かれました。体に振動が伝わっているのがはっきりわかるほどの爆音の中で、しかしこれほどそれぞれの楽器の音がクリアに聞き取れるとは思わなかった。『’98.12.28男達の別れ』はもちろん何度も聴いていて、その凄まじさをわかっているつもりでいたんですが、今回の経験で凄まじさの度合いが強烈にアップデートされたというか。

 もはや生で声を聴くことが叶わない、佐藤伸治という稀代のフロントマンを中心にしたフィッシュマンズというバンドが、たしかにそこにいるのだという感覚。彼らの場所といまここの自分とが確かに一続きになる、そういう感覚を確かに覚えて、なんというか胸がいっぱいになる、そういう稀有な経験をさせてもらったと思います。

 

 それと、ライブ盤を聴いていただけではわからなかった、ライブ中の空気感なんかも、このライブの位置づけが自分のなかでちょっと変わったなーと。ライブ中のMCで、佐藤はニューアルバムの構想があることをぽつぽつと語る。佐藤の死により、そこに強烈な意味が付与されてしまった「男達の別れ」という言葉は、本来柏原譲の脱退という意味しかこめられていなかったのだと、フィッシュマンズというバンドには、もはや誰も知ることがかなわない「男達の別れ」の先の物語があったかもしれないのだ、そんなことに今さら気づかされました。"Long Season"は彼らの到達点なんかじゃなくて、その先に続く彼らの物語の、通過点にすぎなかったのかもしれないのだと。

 今年はメジャーデビュー25周年ということで、ライブ盤の発売あり、ライブありという感じで、佐藤との「別れ」を経たフィッシュマンズの物語はまだまだ続いているのだなと。リアルタイムでフィッシュマンズを聴けるということ、それ今から楽しみにしています。ライブいきたさ。

 

 

宇宙 日本 世田谷 [Analog]

宇宙 日本 世田谷 [Analog]

 

 

 

 

 

 

広告を非表示にする