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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』感想

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 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を字幕版でみました。以下感想。

  歴戦のスパイ、イーサン・ハント。彼はひとり孤独に指令が下されるのを待つ彼に、いつも通りの指令が届く。世界を救え、と。

 『ミッション:インポッシブル』シリーズ6作目、クリストファー・マッカリー監督によるこの『フォールアウト』は、懐かしい顔ぶれをそろえつつ、アクション面でとにかく極限まで過激化し、シリーズの歴史にさらなる厚みを加えた。前作『ローグ・ネイション』で捕らえた敵役、ソロモン・レーンのリベンジが物語を推進させていき、またヒロインも再登場する展開は、なんというか続編感がシリーズのなかでも一際強い。過去作の記憶を喚起するシーンの数々でファンへ目くばせするのが心憎い。なにより作中でこれ見よがしに反復されるあの見せ場ときたら!

 お話としては『ローグ・ネイション』と『フォールアウト』で『007 スカイフォール』を再演したなあという感が強い。その再演に、ジェームズ・ボンドになりそこねた男にして現スーパーマンであるヘンリー・カヴィルが花を添える。ヘンリー・カヴィル、非常に好きな役者なんですが、今回は2枚目なのか抜けてるのか、凄腕なのか半端ものなのか判然としない、しかしマシーン然とした佇まいでトム・クルーズとタッグをくんだり組まなかったりと大活躍で、たいへん楽しゅうございました。