宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

(告知)コミックマーケット95 3日目にて個人誌頒布します

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(2019/12/18追記)2019年の冬コミで再版します!12月30日、 3日目、南地区、ム-15b、、サークル「宇宙、日本、練馬」で頒布しますので、よろしくです!

 

  どうにか本日未明に入稿しました。12月31日、コミックマーケット93 3日目、東1ホール、J-32a、サークル「宇宙、日本、練馬」にて個人誌『此処から/彼方まで 10年代アニメと社会の地形』を頒布します。

  内容はといいますと、アニメ作品において、その登場人物をとりまく社会、日本列島の「社会の地形」によって形作られる社会がどのように立ち現れているのかを探り、結局僕たちにとって、いま生きているこの場所とは、あるいはこの時間とはどんなものなのか、そしてそこでフィクションと向き合うことにどんな意味があるのかを考察しようと試みました。そういう問題意識のもとで個別の作品について論じていく構成になっています。取り上げる作品については以下の目次をご覧ください。

目次 
序   彼方をながめる脱獄者 
第一章 この道の果て――『宇宙よりも遠い場所』 
第二章 東京vs.犯罪者――『機動警察パトレイバー』 
第三章 新海誠とその線――『秒速』・『言の葉の庭』・『君の名は。』 
第四章 何処かから東京へ、東京から何処かへ ――『SHIROBAKO』 
第五章 誤配と偶然性の探偵 ――『氷菓』 
第六章 鳥籠で影をみる――『リズと青い鳥』 
結   囚われの巡礼者 
あとがき 

 A5版本文86頁、約5万5千字になります。お値段は900円の予定です。

 第1章はブログの記事を加筆修正したもので、第2章、第4章、第6章がそれぞれ同人誌に寄稿させていただいたものを加筆修正したものです。以下、初出を紹介しておきます。

 第二章の『パトレイバー』論はふるとさん(@kei_furuto)の『余白のR』。

第二十回文学フリマ東京告知: 余白の楽書

 第四章の『SHIROBAKO』論は羽海野渉さんの『PRANK!』。

PRANK! - LandScape Plus

 第六章の『リズと青い鳥』論はNag.さん(@Nag_Nay)の『アニメクリティーク』。

冬コミ新刊寄稿募集:①「アニクリvol.9.0 監督 山田尚子総特集号」 #C95 - 書肆短評(リンク先は今冬発刊の山田尚子特集ですが、下に『リズと青い鳥』特集の目次あります)

 転載を許してくださったふるとさん、羽海野さん、Nagさんに感謝いたします。いずれも、初出から加筆修正を加えております。

 第三章および第五章は完全書き下ろしです。

 第三章は伊藤弘了さんの『君の名は。』論(恋する彗星――映画『君の名は。』を「線の主題」で読み解く – ecrit-o)を我田引水して敷衍し、新海作品を論じました。

 第五章は、『氷菓』の舞台である神山市、そして学校とはいかなる場所なのかを論じた文章です。これに関しては、一昨年出した『氷菓』の個人誌のリベンジというか、ようやく宿題を少しは片づけられたような気がしています。

 

 宿題といえば、昨年だした個人誌、『京都アニメーションと私たちの居場所 『涼宮ハルヒの憂鬱』から『響け!ユーフォニアム』まで』で論じることができなかったことに改めて立ち戻れたよい機会でした。というわけで、そちらも再頒布します。やや体裁を調整し、表紙がマットPP加工になっていたりと、ちょっとアップグレード使用になっています。中身については昨年の告知をご覧ください。

amberfeb.hatenablog.com

 こちらは昨年600円で頒布したのですが、上記のような事情から700円で頒布予定です。あわせてよろしくお願いします。

 

(2019/12/18追記)2019年の冬コミでは新刊もありますので、あわせてよろしくです!

amberfeb.hatenablog.com

 

 


 もし当日会場に来られないという方がおられましたら、昨年同様自家通販を行う予定ですので、本ブログのコメント欄ないしTwitter(@AmberFeb201)までリプライもしくはDMいただければと思います。コミケ後しばらくくらいまではフォロー外からのDMも受け取れる設定にしておきますので。一人でも多くの方に手に取っていただけたなら、それ以上にうれしいことはありません。よろしくお願いいたします。

 

 表紙は『氷菓』本のときにお願いした志久さんに再びお願いしました。忙しいなかほんとありがとうという気持ち。最高の表紙を皆さんにも手に取ってほしい。

amberfeb.hatenablog.com

 

 

宣伝ついでに関連作品のブログ記事を貼っておきます。(これらの文章は個人誌のものとは別ですので。念ため。)

 

 

amberfeb.hatenablog.com

 

 

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