宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2014年9月に読んだ本

Time flies like an arrow. 光陰矢のごとし、ということを実感しない月など今年に入ってから全くないわけですが、今月は特にあっという間に過ぎてしまったというか。恐怖を感じます。いよいよ2014年も残すところ、泣いても笑ってもあと3カ月。せめて悔いなく…

「忘却の穴」とテロリスト―『残響のテロル』感想 

今日の深夜、『残響のテロル』が最終回を迎えました。静かな、そして美しいラストは、「この作品を見てきてよかった」と思えるものでした。少なくとも自分にとっては。以下で適当に感想を。

受け継がれる思いと限りある生の輝き―『キャプテン・アース』感想

『キャプテン・アース』最終話を今まさに見終わりました。1クール目まではリアルタイムで見てたんですが、2クール目は全然追えていなくて、どうにか最終回だけはリアル田ムで見ねば、と今日一気に消化して、なんとかおいつけたという感じです。最終回を見終…

「犯罪者」だけが「凶悪」なのか?―『凶悪』感想

『凶悪』をみました。後輩からずっと「先輩が絶対好きな感じだと思うんで見てくださいよこと」的な感じでお勧めされていたので、見よう見ようと思い続けていたんですが、今更ようやくレンタルして。以下で適当に感想。

「楽しさ」があるから素晴らしい―『Shall we ダンス?』 感想

『舞妓はレディ』、『それでもボクはやってない』に続いて周防正行監督作品マラソンの第3作目として『Shall we ダンス?』 をみました。 『舞妓はレディ』 成長と、舞妓という文化と - 宇宙、日本、練馬 『それでもボクはやってない』 それでも公平性を求める…

語れ、過去の自分を救うために―青山景『ストロボライト』感想

先日Twitterで地元に関する思いをぶちまけていたところ、青山景『ストロボライト』とTARGO『DON'T TRUST OVER THIRTY』は読むべきです!とおすすめいただいたので、さっそくamazonでぽちって届くのを心待ちにしていたんですが、今日前者が届いたので読みまし…

それでも公平性を求めるために―『それでもボクはやってない』 感想

先日劇場で周防正行監督の『舞妓はレディ』をみたんですね。 『舞妓はレディ』 成長と、舞妓という文化と - 宇宙、日本、練馬 それで周防監督の作品を見直したいなと思い立ったので、『それでもボクはやってない』と『Shall we ダンス?』をレンタルしてきま…

『舞妓はレディ』 成長と、舞妓という文化と

周防正行監督『舞妓はレディ』をみた。友人と二人で『STAND BY ME ドラえもん』をみる予定だったんですがなんと満席で、その場でこっちに切り替えたんですね。テキトー感漂うタイトルに正直あんまり期待していなかったんですが、結果は大満足でした。以下で…

黙示録のはじまりを告げるにすぎない―『アポカリプト』感想 

『アポカリプト』をみた。マヤ文明末期、故郷の村を滅ぼされ、捕縛された主人公が、身重の妻と息子を目指して逃亡するお話。周囲の人間が面白い面白いと評価するので見てみたんですけど、いや、彼らの目は確かだった。最初から最後まで息もつかせぬ面白さ。…

「答え」への欲望とその挫折―『ブロークン・フラワーズ』感想 

ジム・ジャームッシュ監督『ブロークン・フラワーズ』をみた。ジム・ジャームッシュ監督作品をみるのは『リミッツ・オブ・コントロール』以来、2作目。『リミッツ・オブ・コントロール』の方が公開は後なので、意図せずさかのぼってみてる感じになってますね…

ジェファソン・スミスは民主主義の擁護者か、破壊者か―『スミス都へ行く』感想

フランク・キャプラ監督『スミス都へ行く』(原題:Mr. Smith Goes to Washington)をみた。1939年に公開されたこの映画をなんで今更見ようと思いたったのかというと、先日読んだ佐藤卓己『メディア社会―現代を読み解く視点 』で紹介されていたから。僕は面倒く…

京都に行ったよ 2014

京都にぶらっと遊びに行ってきました。一緒に行くはずだった友人がこれなくなってしまったので、ひっさしぶりに一人旅をすることに。一人だとどんなに適当に行動しても基本的に自分以外の人間に迷惑がかからないので気楽にノープランでぶらぶら。

混沌とした狂気とその切断―『日本のいちばん長い日』(1967年版)感想 

岡本喜八監督『日本のいちばん長い日』をみました。先日読んだ『日輪の遺産』をレンタルしようかとも思ったんですが、やっぱり古典的なやつを見とこうかなと思ってこちらを視聴。公開は1967年、もう半世紀近く前の映画なのにも関わらず、現在でも十二分…

浅田次郎『日輪の遺産』感想 「遺産」は血に塗れている

日輪の遺産 (講談社文庫) 作者: 浅田次郎,北上次郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1997/07/14 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (40件) を見る 今日、9月2日が何の日かご存じだろうか。69年前、1945年9月2日に、ア…

『トランスフォーマー/ロストエイジ』 唯一無二のジャンクフード

『トランスフォーマー/ロストエイジ』(Transformers: Age of Extinction)を3D・吹き替え版でみました。まさにジャンクフードって感じで、頭を空にして3時間愉快に過ごせました。『ゴジラ』を見たときも思ったんですが、僕はやっぱり車が大爆発したり街がぶ…