宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

2026年2月に読んだ本と近況

2月、あっという間なのであった。

先月の。

2026年1月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

印象に残った本

 1冊選ぶなら、酒井隆史『通天閣』。これよりいかつい本、今年は読むことないかも…。

 

読んだ本のまとめ

2026年2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2710ページ
ナイス数:82ナイス

https://bookmeter.com/users/418251/summary/monthly/2026/2

 

■絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている
 身近なものごとにかかわる化学について、その発見や発展の科学史的なプロセスを紹介する。原子や火、食品、薬物など、挿絵など挟みながら簡潔に説明していて啓蒙的。トリヴィアルなものも含めて知識がなんとなく頭に入っていくような気分になる本です。
読了日:02月04日 著者:左巻 健男
https://bookmeter.com/books/17279565

 

■通天閣 決定版 上巻 ――新・日本資本主義発達史 (ちくま文庫さ-56-1)
 大阪、博覧会跡地に立つ通天閣の周辺で息づく人々の生の有り様を、縦横無尽ともいうべき筆致で書く。詩人の小野十三郎にはじまり、破天荒な棋士阪田三吉、作家織田作之助、映画監督川島雄三らを導き手にして、都市のありようやその表象、そしてそこで跋扈する市井の人々を闊達自在に描写していく筆致は、ジャンルというものに拘束されない無法な自由さを感じさせる。おそらく、新世界界隈の地理が身体感覚として「わかる」ならばさらに刺激を受けられるのだろうと思って読んだ。
読了日:02月06日 著者:酒井 隆史
https://bookmeter.com/books/23077392

 

■アメリカン・ファシズム ロングとローズヴェルト (講談社選書メチエ 115)
 第一次世界大戦後のアメリカ合衆国。ルイジアナ州知事、後に上院議員となり、同州の独裁者として君臨したヒューイ・ロングの評伝。ロングがいかに支持を調達し、人事権を掌握して司法を骨抜きにしていったかが簡潔にまとめられ、大統領フランクリン・ローズヴェルトとの対決が焦点化される。ロングを扱った一般向けの書籍としてはこれが未だ唯一の日本語文献だろうか。30年近く前の本ではあるが、アメリカが、あるいは日本列島がゆらぐ現在、未だアクチュアリティを失ってはいないと思う。残念なことだが。
読了日:02月09日 著者:三宅 昭良
https://bookmeter.com/books/180563

 

■氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか (ちくま新書)
 わたしたちがもつ苗字+名の「氏名」は明治時代に正式な名前として名乗られるようになった。それはいかにしてか。江戸時代の庶民、武士に共有された常識と、古代的な慣習を墨守する朝廷という二つの流れが、明治維新によってバッティングして混乱をきたすさまが丁寧に叙述され、なんとなく知ってるつもりであった常識が歴史的なものとして立ち現れてくる、たいへんスリリングな読書体験でした。
読了日:02月15日 著者:尾脇 秀和
https://bookmeter.com/books/17675737

 

■哲学者、競馬場へ行く
 長年競馬に親しんできた哲学者による、おもに重賞に絡ませて名馬へのオマージュを捧げたエッセイを収める。わたくしは生まれてもいないので実感としてわからなかったオグリキャップへの熱狂がとりわけ印象に残った。しかしインターネット以前以後で競馬を見るという経験は大きく様変わりしたものであるなあと思いました。
読了日:02月24日 著者:檜垣立哉
https://bookmeter.com/books/8982578

 

■通天閣 決定版 下巻 ――新・日本資本主義発達史 (ちくま文庫さ-56-2)
下巻はアナルコ・サンディカリズムやボリジェヴィズムなどさまざまな社会主義的潮流のカオスから借家人同盟などが叢生するさまを描き出し、宮武外骨を経由して飛田新地の形成過程を辿り、日活ロマンポルノのなかに失われた、あるいは失われゆく風景の夢をみる。人々が確かに息づいていたある場所の地層を掘り起こし、それを重ね書きして一つの書物に物質化している。ちょっと類書がないんじゃないかという、まさに奇書です。

 読了日:02月24日 著者:酒井 隆史
https://bookmeter.com/books/23077391

 

■フランス的思考: 野生の思考者たちの系譜 (中公新書 2087)
 フランス的思考の特徴ともしばしば指摘される「合理性」と「普遍性」。本書が取り上げるのは、それらにそれぞれの仕方で意義申し立てをしたサドやフーリエ、ランボー、ブルトン、バタイユ、バルトという6人の「野生の思考者たち」で、だから真のタイトルは「反フランス的思考」なのかもしれない。それぞれ名前は知った作家・思想家だが、著者の語りはある特定のポイントに強くフォーカスを絞っていて、難解な概念を練り上げるフーリエ、晩年のコレージュ・ド・フランスの講義で書くことの困難とその快楽を語ったバルトなど、新鮮だった。
読了日:02月27日 著者:石井 洋二郎
https://bookmeter.com/books/1932205

 

■パンダ銭湯
 上の子の最近のお気に入り。お父さんパンダの口調がやや荒いのが気になるが、パンダの模様を服やサングラスに見立ててずいずい脱いでいく様子が楽しい。「ちゃ!」といって眼鏡をはずすふりをしてみたり、お風呂の後、牛乳飲むの〜といってみたり、早速影響されています。
読了日:02月27日 著者:tupera tupera
https://bookmeter.com/books/7104917

近況

 

先月の。

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来月の。

 

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