宇宙、日本、練馬

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2026年4月に読んだ本と近況

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2026年3月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

印象に残った本

1冊選ぶなら有吉佐和子『紀ノ川』。

読んだ本のまとめ

2026年4月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2501ページ
ナイス数:73ナイス

 

■紀ノ川(新潮文庫)
 和歌山の旧名家に嫁いだ花からはじまる三世代の女性たちに視点を据え、明治にはじまり戦後までを辿る年代期。白眉は戦中から戦後にかけて、名家の没落がドラスティックに訪れる第3部。病に倒れて老いさらばえた花の語りは異様な迫力があり、しかもその死を描かずに擱筆されるドライさがお見事。北杜夫『楡家の人びと』と並ぶ、戦後日本文学の金字塔の一つではないでしょうか。

 読了日:04月02日 著者:有吉 佐和子
https://bookmeter.com/books/22387710

 

■きかんしゃリトル はじめてのぼうけん
 上の子が図書館で選んだ絵本。きかんしゃのリトルくんが初めての一人旅!線路をずいずい進みます。山や雪のロケーションが楽しく、夕暮れの海はどこか物寂しい。特にお気に入りなのがガタンゴトンと鉄橋を渡る場面です。
読了日:04月06日 著者:ティモシー・ナップマン
https://bookmeter.com/books/12502993

 

■ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか (光文社古典新訳文庫 Bウ 2-1)
 日本を代表するキリスト者による半生記。 札幌農学校でのキリスト教とのはじめての接触、学友たちと信仰を深める日々、独立して教会を建て、そしてアメリカの地でキリスト教国の空気を直に吸い込む…。内村の20代後半までの経験が、生き生きとした筆致で叙述されている。後半の渡米経験のパートをとりわけおもしろく読んだ。ブログに感想を書いた。

 読了日:04月06日 著者:内村鑑三
https://bookmeter.com/books/9565195

 

■シナぷしゅ絵本 どてっ (エンブックスの赤ちゃん絵本)
 テレビ東京の幼児向け番組『シナぷしゅ』の一コーナーを取り上げた絵本。たけのこやつくし、食パンなどが音を立てて倒れる、それだけなのだが、5ヶ月の子どもはしげしげとみています。
読了日:04月07日 著者:田口 麻由
https://bookmeter.com/books/16641678

 

■人に話したくなる世界史 (文春新書 1165)
 このタイトルからトリヴィアルな歴史ネタエッセイみたいなものを想起するかもしれないが全然違っていて、経済史を専門とする著者による、グローバルな人とモノの移動というテーマで様々な時代・場所を論じてゆく、意外なほど手堅い本である。ブログに感想を書いた。

 読了日:04月08日 著者:玉木 俊明
https://bookmeter.com/books/12862398

 

■労組日本プロ野球選手会をつくった男たち
 1985年に結成された労働組合日本プロ野球選手会の会長や周辺人物たちに取材し、選手の権利拡大やプロ野球自体の危機に対して選手たちがいかに闘った、インタビューを中心にたどったルポルタージュ。あの中畑清が選手会の労組化の中心人物だったとは!コミッショナーの専横や三木谷の無茶苦茶ぶりなど、かなり批判的に書かれている。ブログに感想を書いた。

 読了日:04月15日 著者:木村 元彦
https://bookmeter.com/books/22909142

 

■好戦の共和国アメリカ: 戦争の記憶をたどる (岩波新書 新赤版 1148)
 植民地時代から21世紀初頭まで、アメリカにおける戦争の経験の歴史をたどった通史。刊行は2008年で、バラク・オバマが選挙戦を戦っている最中の出版で、末尾にそのあたりの空気が濃厚に漂っている。ブログに感想を書いた。

 読了日:04月16日 著者:油井 大三郎
https://bookmeter.com/books/67325

 

■「ビックリハウス」と政治関心の戦後史――サブカルチャー雑誌がつくった若者共同体
 「消費社会が発展したことで、私生活が充実した日本人は公的な政治に関与しなくなった」という巷間に流布する見立てを検証するため、いわゆるサブカルチャー雑誌として伝説化している『ビックリハウス』から、それをかたちづくった編集者たち、投稿した若者たちの政治やそのほかのトピックへの言及を探る。ブログに感想を書いた。

 読了日:04月21日 著者:富永京子
https://bookmeter.com/books/22004867

 

■消えたタンカー 新装版 (光文社文庫 に 1-154)
 石油を満載して炎上し海に沈んだ超大型タンカー。その生き残りの船員たちが次々と抹殺されていく。テレビドラマでお馴染みの十津川警部が姿なき連続殺人犯と対峙する、サスペンスフルな一作。連続殺人阻止のため策を講じる警察側と、それをすり抜けてゆく犯人側との攻防はさながら劇場版『名探偵コナン』もかくやという感じ。タイトルの回収や犯人の素性もフェアで驚いた。抜群におもしろかったです。

 読了日:04月25日 著者:西村京太郎
https://bookmeter.com/books/13077785

 

■機械ぎらい 機械音痴のテクノロジー史 (集英社新書)
 近年のセルフレジや複雑なインターフェースから、過去の鉄道やエレベーターまで、新技術の「使いにくさ」に苦労してきた近代人の歩みを素描する。大阪万博やディズニーランドの「下調べして予約しなければ楽しめない」というのが、近代以前の「一見さんお断り」で客を選別していた社会から離陸し平等化が進んだ果てかと思うと、なんだか皮肉な感じもした。
読了日:04月28日 著者:速水 健朗
https://bookmeter.com/books/23225134


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