宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まれていることがあります。

2026年5月に読んだ本と近況

5月、暑かったのであった…。

先月の。

2026年4月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

印象に残った本

 1冊選ぶなら原尞『そして夜は甦る』。この水準のハードボイルド小説が日本語で読めるの、うれしすぎるな!

amberfeb.hatenablog.com

 

読んだ本のまとめ

2026年5月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2302ページ
ナイス数:86ナイス

https://bookmeter.com/users/418251/summary/monthly/2026/5

 

■宮台式人類学 ――前提を遡る思考 (ちくま新書 1906)
 最早社会学者ではなく人類学者と自認しているらしい宮台による、近代の学問の問題意識から現代の世界状況まで縦横無尽に語り起こした講義録。もとが講義なので繰り返しが多く、宮台独自の用語法が連発されて500ページ余りの長尺だが読ませる迫力がある。博覧強記ぶりには圧倒されるが、とはいえ、自画自賛が激しく、また単純な事実誤認(強く影響を受けているというリチャード・ローティにかかわる)らしきものもあり、眉に唾をつけて読むべき本ではあると思う。

 読了日:05月03日 著者:宮台 真司,奥野 克巳
https://bookmeter.com/books/23196210

 

■そして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-1)
 西新宿に事務所を構える探偵、沢崎のもとに、尋ね人を探して男が訪れる。正体不明の男によって探偵が巻き込まれるのは、都知事選をめぐる陰謀劇。レイモンド・チャンドラーへの濃厚なオマージュに貫かれた、和製ハードボイルドの佳品。キザな語り口が癖になってくる読み味が素晴らしい!しかし石原慎太郎がモデルと思しき都知事のキャラクターは時代を感じますな。

 読了日:05月08日 著者:原 尞
https://bookmeter.com/books/553678

 

■くるくるなあに? (はじめてであうえほんシリーズ)
 下の子のために図書館で借りる。しっぽがくるくるのりすくんが、いろんなくるくるにであいます。かたつむりくんの蝶ネクタイがおしゃれでいいね。読んでる最中とびきりの笑顔を見せてくれます。
読了日:05月12日 著者:やまもと しょうぞう
https://bookmeter.com/books/5262407

 

■正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)
 大阪府ではじめて男性の家庭科教員となった著者による、家庭科再入門というべき内容。中学高校で必ずしも身を入れて聞いてはいなかった家庭科の授業の重要性、年を経てからしみじみ効いてきます。経済的、性的な意味も含む「自立」がおおきなテーマとしてあり、その大変さを改めて感じますな。
読了日:05月15日 著者:南野 忠晴
https://bookmeter.com/books/2435193

 

■歴史学は世界を変えることができるか
 歴史学は、あるいは現実の中にいるわたしたちは、現実にいかに働きかけうるのか、そしてそれは現実を変えうるのか、というライトモチーフをもった小文を集めたもの。著者の『自由民権運動』や『生きづらい明治社会』へのコメンタリー、あるいは出版後の著者の考えの変化が率直に書かれている。「戦後デモクラシー」論の戊辰戦争への適用が『自由民権運動』の目論見だったというのはへえそうなんやという感じであった。
読了日:05月19日 著者:松沢 裕作
https://bookmeter.com/books/22796656

 

■1995年 (ちくま新書)
 1995年という年を「転機の年」という先入観を一旦留保し、政治、経済、消費文化…といったトピックごとに語り直してみせようという試み。おもしろく読んだのはやはり消費文化に関わるところで、Windows95やプレイステーション発売、プリクラ登場、ギャル黎明期…そして携帯電話普及前夜、宇多田ヒカルの登場前にしてミスチル全盛期…。阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件のインパクトは言わずもがなで、最後に触れられるそれら大事件にすべて回収されるような趣もある。
読了日:05月20日 著者:速水 健朗
https://bookmeter.com/books/7539621

 

■新書 昭和史 短い戦争と長い平和 (講談社現代新書 2767)
 タイトルに「昭和史」と銘打っているが、扱うのは昭和の始まりから現在、2025年に至る100年。サブタイトルは「短い戦争と長い平和」とあるがこれが結構ミスリードで、著者は昭和100年を絶え間なくなんらかの戦争(あるいはその可能性)が続いた時代として表象している。ブログに感想を書いた。

amberfeb.hatenablog.com


読了日:05月23日 著者:井上 寿一
https://bookmeter.com/books/22513823

 

■のびのーび のびのーび (こどものとも0.1.2.2023年7月号)
 下の子と読む。色鉛筆風のタッチで写実的に描かれた動物たちが、のーびのびしたあと、シャキッとおはようしてくれます。レッサーパンダとかチョイスされてて味。
読了日:05月25日 著者:さみぞ みちこ
https://bookmeter.com/books/21315327

 

■失われた景観 (PHP新書 227)
日本の景観批判の古典。日本列島の各所にみられる、無個性でけばけばしいロードサイドの風景、あるいは開発によって生じる十把一絡の住宅街等を強く批判する。主張自体はいまとなってはそれほど新奇に感じられないが、事例の検討はおもしろい。ブログに感想を書いた。

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読了日:05月26日 著者:松原 隆一郎
https://bookmeter.com/books/212813


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近況

先月の。

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