子どもらが体調を崩しがちで、大変であった…。
先月の。
印象に残った本
1冊選ぶなら河野有理『日本史はいかに物語られてきたか』。
読んだ本のまとめ
2026年6月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2232ページ
ナイス数:83ナイス
https://bookmeter.com/users/418251/summary/monthly/2026/6
■新版 昭和史 戦前篇 1926-1945 (979) (平凡社ライブラリー 979)
編集者に向けて語った昭和史の講義の書籍化。その語りは政治史や戦争時の意思決定や戦局中心で、ときたま永井荷風や著者自身の経験が引かれはするものの、力点は天皇を中心とする政治の中心部に置かれる。それが悪いというのではないが、バランスのよさでは古川隆久による通史に譲るだろう。
読了日:06月04日 著者:半藤 一利
https://bookmeter.com/books/22369323
■定点写真で見る 東京今昔 (光文社新書 1304)
明治から昭和にかけて撮られた東京都内の写真と同構図で現在の写真を撮って並べてみる、という企画。写真は区内の東側、都心部が多いが昭和になってくると多少範囲は広がってくるか。個人的には丸子の渡しなんかが取り上げられていて意外。コロナ禍の人のいない東京の写真もあったりして、その意味で資料性もある…かも。
読了日:06月07日 著者:鷹野 晃
https://bookmeter.com/books/21832823
■日本史はいかに物語られてきたか (新潮選書)
戦後日本のなかで語られてきた日本史、とりわけその通史について、さまざま論者による語りを比較検討する試み。政治的立場を同じくするもの同士の語りが、しかしその歴史観に決定的な差異がみられたり、あるいは意外な論者同士の共通点が浮き彫りになったりする。歴史語りというか史論の衰退へのある種の危機が本書を書かせたのだと思うが、その問題意識は與那覇潤なんかと重なる気もする。ブログに感想を書いた。
amberfeb.hatenablog.com読了日:06月08日 著者:河野 有理
https://bookmeter.com/books/23317318
■明六社-森有礼、西周、福澤諭吉らが集った知的結社 (中公新書 2896)
これまでしばしば「福沢諭吉とその仲間たち」という文脈で捉えられがちだった明六社を、『明六雑誌』に論説を投稿したさまざまな知識人たちを時代の文脈の中で取り上げ、その意見の一様でなさを浮き彫りにする。森有礼や西周、中村正直のような名前は聞いたことのある人からそうでない論客まで取り上げられていて素朴に勉強になる。対比列伝的な構成が必ずしもうまくいっていない気はするが…。
読了日:06月20日 著者:河野 有理
https://bookmeter.com/books/23142598
■福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会 (中公新書 2873)
現代アメリカで大きな政治的影響力を持っているとされるキリスト教の一派、福音派。およそ100年前に遡り、そのはじまりと発展、そして政治との関わりを辿る。カーターやレーガン、ブッシュなどの政権下で期待と幻滅を抱いてきた福音派が、トランプ時代に一気に政治の中枢部に入り込む、そのダイナミズムは不可思議としか言いようがない。
読了日:06月20日 著者:加藤 喜之
https://bookmeter.com/books/22834440
■入門 現代政治学-選挙から政治家・政党、メディアまで (中公新書 2908)
「政治は私たちのものなのか?」という問いに、私たちが政治との関わりを強く意識するモーメントである選挙から政治家、政党、メディア、そして民主主義と、蓄積された政治学の成果を引用してそのメカニズムを論ずる。選挙からはじめる政治学入門的な建て付けは著者が投票行動論を専門にしているが故の切り口で、その意味で著者のカラーが出たよい入門書だと思いました。
読了日:06月29日 著者:松林 哲也
https://bookmeter.com/books/23318794
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近況
今月は黒沢清、濱口竜介という二人の巨匠の新作が同日公開されるという、素晴らしい月でありました…!
- 宇宙という荒野────『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』感想 - 宇宙、日本、練馬
- 王の暗く長い影────アニメ『十二国記』「東の海神 西の滄海」篇感想 - 宇宙、日本、練馬
- 20世紀の先端少女────『それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』感想 - 宇宙、日本、練馬
- 『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコII』感想 - 宇宙、日本、練馬
- 素朴な日々へのノスタルジー────『日々は過ぎれど飯うまし』感想 - 宇宙、日本、練馬
- 明るい未踏の道を軽やかに歩く────『急に具合が悪くなる』感想 - 宇宙、日本、練馬
- 過剰さに魂が宿るとは限らない────アニメ『バーナード嬢曰く。』感想 - 宇宙、日本、練馬
- 地獄から逃げることはできるか────映画『黒牢城』感想 - 宇宙、日本、練馬
先月の。





