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きっともっとドラスティック────『スーパーガール』感想

画像・写真 | 『スーパーガール』目からビーム&ロボと共闘、スーパーマンから“Sマーク”継承の瞬間も 初出しアクション満載の特別映像 2枚目 |  オリコンニュース(ORICON NEWS)

 『スーパーガール』をみたので感想。

 23歳の誕生日を迎えようとするスーパーガールことカーラ・ゾー=エルは、自身のスーパーパワーのはたらかない場末の惑星で飲んだくれていたところ、宇宙のならずものに家族を惨殺され復讐を誓う少女、ルーシーをなんだかんだで助けてしまう。彼女の家族を奪った人身売買組織「ブリガンズ」に愛犬クリプトを害されたカーラは、解毒剤入手のため宇宙のくずどもを追跡する。

 昨年公開されたジェームズ・ガン監督『スーパーマン』と世界観を共有し、クラーク・ケントの従妹で同じく超絶パワーを秘めたスーパーガールの活躍を描く。監督は『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のクレイグ・ギレスピー。

 はっきりいって、近年のスーパーヒーロー映画でもだめな部類の映画だと思う。ガン版『スーパーマン』が出色の快作だっただけに期待も高かったが、それをはるかに下回る、なんというか行き当たりばったり感がすごい映画だった。それがスーパーガールのキャラクターを表している…ような気もするが、別にそんなところで作品とヒーローをオーバーラップさせなくたっていいじゃないか。

 『スーパーマン』でちょっと顔見せしてくれたカーラはいかにも現代のギャル風というか、スーパーマンのように品行方正ではない、変化球っぽさを感じるキャラクターだったように思う。それを『アイ,トーニャ』でドラスティックなアイススケーターを主役に据えた監督がうまく料理してくれることを期待したのだが、うーん、どうにも個性がうまく演出されていないという気がして、キャラクターの魅力が引き出されていない感じを受けた。アクションもあんまりよくなくて、ヒーローを演出するための一貫した思想を感じられず、印象に乏しい。あと敵役も『北斗の拳』の雑魚敵みたいで魅力がない!やたら頑丈だったけど…。

 この物足りなさはこの20年あまりでスーパーヒーロー映画が花盛りになった余波という気もするのだが、たまにはこういう映画があってもいい…のかも。

 

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