原稿と救い――ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』感想

ミハイル・ブルガーコフ、水野忠夫訳『巨匠とマルガリータ』を先週あたりから通勤中に読んでいました。社会はあたりまえのように何事もなく流れていくのだということを電車の中で実感させられている最中に、その社会が滅茶苦茶になるこの本を読んでいるというのはなんとなく奇妙な心持でした。というわけで以下感想。