『ダイ・ハード/ラスト・デイ』を鑑賞。友人二人と見に行ったのだが、他に観客は2人、しかも知り合い夫婦ときたもんだ。全員知り合いという奇妙な状況はおもしろかったが、もはやダイ・ハードに集客力はないんだろうかと思うとさびしい限りである。
前作でも人間離れしたアクションを見せていたマクレーンだが、今回はさらにひどい。どんなに高所から落ちても、途中でなんらかのクッションがあれば傷など負わないし、放射能など意にも介さない。よく日本で公開できたもんだ。
かといってアクションは、4みたいにトンデモな方向にも振りきれてない気がするし。過去のシリーズを想起させる演出は結構あったんだけど、中途半端に過去の作品をリスペクトしたシーンを入れるくらいなら、『ダイ・ハード』を絶賛する人たちがどんなところに惹かれているのか、もうちょっと考えてほしいよね。『ダイ・ハード』が好きで好きでたまらない、という前述した知人は大層お怒りであったそうである。
俺は、視聴後に友人たちとバカ話で盛り上がれたから楽しかったといえるが、一人で見たらとんでもなく憂鬱な気分になっていただろうな。ある意味映画館で見てよかった映画かもしれない。
さて、どうやらもう『ダイ・ハード6』が企画されているようだ。俺の見立てでは反原発、反核を軸にした法廷闘争映画になると踏んでいる。父親と兄を放射能におかされた娘ルーシーが、法廷の場でアメリカの核武装の是非を問い戦う。禿げたマクレーンと息子が証言台に立つシーンがクライマックスに違いない。
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