宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

2015-01-01から1年間の記事一覧

2015年の回顧(と展望)

2015年もまさに暮れようという今日この頃、コミケだったり帰省だったり皆さま有意義な日々をお過ごしかと思われますなかで、僕は背水の陣いや四面楚歌いやいや絶体絶命みたいな状況に立たされており暮れも正月もねえって感じなのですが、まあひとまずシーザ…

2015年12月に読んだ本

2015年は光陰矢の如しという感じでマジであっという間に過ぎていったきがします。1年を通して比較的元気だったので、来年も(というか今年もですが)元気にやりたいです。 先月のはこちら。 2015年11月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬 1年の振り返り的な。 2015…

2015年に聴いた音楽

今年は一段とアンテナが低くなってしまったなって感じですが、メモ的に。

パスピエ@日本武道館単独公演 "GOKURAKU"に行ったよ

なんやかんやでチケットを譲っていただいて、パスピエの武道館公演をみにいきました。先週に続きまさか2週続けてライブに足を運ぶことになるとは。感謝の念が尽きません。以下適当に感想。

見知った世界、新たな伝説―『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』感想

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を3D字幕版、極上爆音上映でみました。フォースが覚醒しました。以下で感想を。ネタバレが含まれますので未見の方はご注意ください。

ZAZEN BOYS TOUR MATSURI SESSION@赤坂BLITZに行ったよ

Twitter上でお誘いしていただき、ZAZEN BOYSのライブをみてきました。ライブ自体人生2度目で、そのどちらも誘ってもらって、という感じなので人との出会いに感謝。適当にメモ的な感想を残しときます。

変わる世界を抱きしめて――『たまこラブストーリー』感想

『たまこラブストーリー』をみました。ありがとうといいたい。以下感想。

彼女と彼女の街――『たまこまーけっと』感想

『たまこまーけっと』をみました。ありがとうと言いたい。感想書くのも野暮なのではというくらいに尊い気持ちなのですが、以下適当に感想を。

総てを震わす鋼の振動―『ガールズ&パンツァー 劇場版』感想

『ガールズ&パンツァー 劇場版』をみました。戦車道は人生の大切なことがすべて詰まっているということがわかってきました。以下で感想。ネタバレが含まれます。

最低で最高のふたり―『コードネーム U.N.C.L.E.』感想

『コードネーム U.N.C.L.E.』(原題:”The Man from U.N.C.L.E.”)をみました。劇場でみようか、いやDVDでいいんじゃないかとかだいぶ逡巡していたのですが、普通に面白く、行ってよかったです、はい。以下適当に感想。ネタバレが含まれます。

2015年11月に読んだ本

11月もわりに元気にすごしました。がんばりましょう。 先月のやつ。 2015年10月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬

盗んだ車で走り出す―『007 スペクター』感想

先行上映にて『007 スペクター』字幕版をみました。サム・メンデス監督の手になる前作『スカイフォール』がぼくはとっても好きなので本作も大変楽しみにしていたのですが、期待に違わず大変楽しかったです。以下で感想を。ネタバレが含まれます。

『ガールズ&パンツァー』感想、あるいは「戦車道の誕生」

Twitterのタイムラインが『ガールズ&パンツァー 劇場版』に沸くのを見ていたらミーハーなわたくしめはぜひとも劇場に足を運びたくなってしまい、結果一日かけて録画を消化する運びとなりました。ミリタリーに全然興味ない僕でも大変楽しめたので、よかったで…

近代の臨界点としてのガトリングガン―中島三千恒『軍靴のバルツァー』感想

先日、というか今日ですが、漫画喫茶で一泊しまして、とりたてて強烈に読みたい漫画があるわけではなかったのでTwitterのみなさまにおすすめを教えていただいたのですが、漫画喫茶の品ぞろえが若干頼りなく、おすすめしていただいた作品のほとんどがおいてい…

なぜ彼女は引鉄を引いたのか?――映画『ハーモニー』感想

「Project Itoh」の第2弾、『ハーモニー <harmony/>』をみました。原作を読んだのはもうしばらく前なので細部の記憶はあやしいですが、原作の結末をなぞりつつも、決定的な変更が加えられていたように思います。以下で感想を適当に書いとこうと思いますが、その変更さ</harmony/>…

「特別であること」の二つの意味――アニメ『氷菓』を貫く問題系として

アニメ『氷菓』について、全体を「特別/普通」という軸が貫いているんじゃないかなみたいなことをぼんやり考えていて、考えています。とりあえず今頭に浮かんでいることをメモ的に。

「お前の時間をよこせ」と近代は云う―ミヒャエル・エンデ『モモ』感想

Twitter上で俄かにエンデが話題になったりならなかったりしていたので、そのビッグウェーブに乗って『モモ』を読むなどしていました。児童文学にカテゴライズされるものを読むのは久々だったので、やさしさあふれる文体がかなり新鮮な感じでした。以下適当に…

2015年10月に読んだ本

いよいよ冬の足音が近づいてきた感がありますが、今年は季節の変わり目に体調を大きく崩すこともなく、今のところはなんとなく元気です。これからも元気に過ごしていきたいもんですね。 先月のはこちら。 2015年9月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬

壁の外に出れなかった男―『ラストエンペラー』感想

なんとなくTSUTAYAで借りた『ラストエンペラー』がえらく心に残ったので、適当に感想を書いとこうと思います。

「わたしたちは最初からルーカスが大好きで、ルーカスが大嫌いだった」―『ピープルVSジョージ・ルーカス』感想

Star Wars: The Force Awakens Trailer (Official) - YouTube 先日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の予告編が公開されたせいで俄かにスター・ウォーズ熱が高まったので、Huluで『ピープルVSジョージ・ルーカス』をみました。なぜ本編をみなかったのかは…

フィクションと可能性―映画『バクマン。』感想

実写映画版『バクマン。』を遅ればせながらみました。きちんとは読んでいなかった原作を映画みる前に読んでからいこう、と思っていたら読み進めるのにもたついて公開から大分時がたってしまった。原作は面白く読んだのですが、正直あんまりのれない部分もあ…

「サーカス」と「真実」のあいだで――米澤穂信『王とサーカス』感想

米澤穂信『王とサーカス』を読みました。なんというか、いま、ここで、わたしという人間がこの本を読んで本当によかったというか、この本は今のおれのために書かれたのではないかと気持ちの悪い錯覚を起こすほどよかったです。以下で適当に感想を。ネタバレ…

世界にハロー、君にサヨナラ――アニメ『血界戦線』感想

アニメ『血界戦線』最終話をgyaoでみました。春クールのアニメで唯一、リアルタイムで視聴していたので最終話が延期と決まったときは大層がっくりきたのですが、ともかくお蔵入りとかになることなく無事みられてひとまずよかった。アニメ版をなるたけフラッ…

アニメ『のだめカンタービレ』感想、あるいは漫画的表現と映像媒体のかみ合わなさについて

青春危険ドラッグであるところの『心が叫びたがってるんだ。』をみた成人男性の約半数が「ピアノを習っていたら人生変わったのに」との思いを胸に抱いたことはよく知られた事実ですが、僕も御多分にもれずピアノさえやっていたら心が叫びたがってる女の子を…

失われた魂を求めて―映画『屍者の帝国』感想

『屍者の帝国』をみました。原作既読だったのですが、そこから話の筋を大きく変化させていて、単なる小説の映像化以上のものをみた、という驚きが。いや、唸りました。以下で感想を。ネタバレが含まれます。

アリだけに軽いノリだけどこういうのもアリよね―『アントマン』感想

『アントマン』を2D吹き替え版でみました。3Dが映えそうなシークエンスが散見されてちょっとやきもきしたのですが、それはともかく大変楽しかったです。以下で適当に感想を。

2015年9月に読んだ本

9月は完全に生活習慣が破壊されたりもしたけれど、割合元気でした。ふしぎだ。ともかく元気なのはよいことなのでしょう。 先月のはこちら。 2015年8月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬

暗喩としての校舎――『リンダ リンダ リンダ』、『ここさけ』、「ライブアライブ」における日常性

青春とは支離滅裂さである―『心が叫びたがってるんだ。』感想 - 宇宙、日本、練馬 先日『心が叫びたがってるんだ。』をみて以来、ずっと心が叫びたがっている状態なので取るもの手につかずって感じです。はい。劇場でみてからなんとなく『リンダ リンダ リン…

青春とは支離滅裂さである――『心が叫びたがってるんだ。』感想

『心が叫びたがってるんだ。』をみました。なにこれエモい。青春と適切な距離がとれていない僕にまともな感想を書けというのは無理ぽよなのですが、とりあえず書いておきます。ネタバレが含まれます。

全体意志 2.0、あるいは『ガッチャマンクラウズ インサイト』の私たち

昨日と今日で溜まっていた『ガッチャマンクラウズ インサイト』を11話までみて、それとどうにも響きあう予感がしていた東浩紀『一般意志 2.0』を読むなどしていました。「ゆっくり ふかく」をひとつのキーフレーズにしている『インサイト』を一気見するのは…