いま住んでるところから遠からず引っ越しする感じになっていて、だから近場でいっておきたいところには機会をみつけて行っておこうと思っています。
近場というほど近場でもないんですけど、高野文子『いずみさん、とっておいてはどうですか: こどもの時間のモノ語り』を書店でみかけて、昭和のくらし博物館ってあの昭和のくらし博物館か!となり、足を運びました。
住宅街のなかをかきわけて向かう。
急な坂、ビビる。
着いたぜ。住宅街のど真ん中にあり、存在をしらなければぜったい辿りつかんと思う。
手前の建物はギャラリーになっていて、画家、吉井忠の作品が展示してありました。この民家の持ち主で現館長の小泉和子さんが弟子だった関係で、そのために設けたらしい。
見どころである小泉家住宅のなかは基本的に撮影禁止で残念!片渕須直監督が『この世界の片隅に』制作にあたってディテールの参考に足しげく通っただけあって、「すずさん」の生活がありありと浮かんできました。
以下、撮影OKだったところ。
『この世界の片隅に』の企画展は終わっていますが、一部原画などまだ公開されていました。
学芸員のかたによると、売られている小物類は近所の人たちに善意でもらったものが多いらしい。NPO法人立の博物館なので、雰囲気はやっぱり公立のそれとは違いますね。めっちゃアットホームな感じで学芸員のおじさんが全来場者に見どころを解説してくれるし、『この世界の片隅に』制作にかかわることとか、いろいろお話うかがえてたいへん興味深かったです。
みなさんも行くといいですよ。