SF映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! 〜SF映画ベストテン受付中〜
せっかくなので、こちらのブログの企画に参加させていただこうと思います。改めて10本考えてみると、SF映画って意外と見てないなあ、と気付きましたね。というか、SF映画というジャンルを意識して映画をみるってしてこなかったなと。SF映画とはなんぞや、というのが正直なところでありまして。ともあれベストテンを選んでみました。
- 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』:1995年
- 『マトリックス リローデッド』 :2003年
- 『バタフライ・エフェクト』 :2004年
- 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』:1999年
- 『ゼロ・グラビティ』 :2013年
- 『ラーゼフォン 多元変奏曲』 :2003年
- 『ミスター・ノーバディ』 :2009年
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 :2009年
- 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 :1985年
- 『ミッション: 8ミニッツ』 :2011年
選んだ理由と適当な解説
とりあえず、SF映画っぽいやつを好きな順に並べてみた、みたいな感じなんですが、とりあえずそれぞれ選んだ理由と思い入れを書いておこうと思います。
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』*1は、自分にとってSF映画とはこれ!、みたいな作品。『ブレードランナー』の影響がつとに指摘されてはいるけど、自分は『ブレードランナー』より先に攻殻をみた人間なので、サイバーパンク?との意識的な出会いはこれだったと。世界観と登場人物がひたすらかっこいいから好きです(偏差値低め)
SF映画との意識的な出会いは攻殻だったけれども、無意識的な出会いはおそらく『マトリックス』だったので、マトリックスシリーズも外せない。シリーズものをいくつもランクインさせるのはあれなので、一番好きな『マトリックス リローデッド』を選びました。仮想世界のアクションが一番スタイリッシュだったのは、リローデッドだったと思うのです。
『バタフライ・エフェクト』は、SF的な設定をこれ以上なくドラマに組み込んでいる傑作だと思います。シュタゲが流行った時に、「あ、つまりあれでしょ。オタクが主人公な『バタフライ・エフェクト』なんでしょ?」みたいな態度を貫くレベルで好きです*2。
スターウォーズってSFかどうか微妙なラインのような気がするんですけど、思い入れがあるので入れたいと。その葛藤があったのでこの順位な訳です。単純に映画として見たら『新たなる希望』の出来が一番いいな、と思っているのですが、一番思い入れがあるのが、新三部作世代ゆえに最初に見た『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』なのでそちらを選出。映画としては結構あれかもしれないですけど、好きです。
昨日みた『ゼロ・グラビティ』はこの順位。すごい映画だし、傑作だと思うんですが、他作品への思い入れの強さに負けた感じですね。感想はこちらをご覧ください。
『ゼロ・グラビティ』 宇宙に放り出される、極限の90分 - 宇宙、日本、練馬
『ラーゼフォン 多元変奏曲』はSFの皮をかぶった純愛映画というか。TV版本編とは独立してうまいこと映画化してるなと。むしろ映画版のほうがSF設定を上手く使って切ないラブストーリーとして再構成してる感じが好きです。強い強い思い入れがあるので後で個別で記事を書こうと思います。
『ミスター・ノーバディ』もこれまたSFの皮をかぶった純愛映画。というかSFではない気もするけども。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、アニメとして、映画としてならもっと順位が上になった気がするんですが、SF映画というくくりだとこれぐらいの順位かな(意味不明な言い訳)。エヴァってSFですよね?
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズは1作目をチョイス。SF要素バリバリなのは2作目かもしれないですけど、あの時計塔のシークエンスが好きすぎるので。
『ミッション: 8ミニッツ』は好きな映画なんですけど、なんやかんやこの順位に。何度でもやり直す感じが『バタフライ・エフェクト』を彷彿とさせて好き。
総括―最近の映画多すぎ
はい、改めて見直してみると、2000年以降の作品が7つ、90年代が2つ、80年代が1つと、最近の映画おおすぎ、という結果に。いやー、世代がダイレクトに反映されてしまったような。『ブレードランナー』とか、すごい名作なのはわかるんですが、そんなに思い入れがないというか。『2001年宇宙の旅』もそうですね。また十年後とかに考えてみるとどうなのか、気になりますね―。この00年代の作品群は10年後も俺にとっての名作足りえているのか。
惜しくも選考外or入れ忘れた映画たち*3
ベストテンを選んでおいてあれですけど、それから漏れた映画ももちろんあるわけで。そして他の人のベストテンをみてたら、「あっ、これ入れ忘れた!」みたいなこともあったので、それも書き留めておこうと思います。
完全に入れるの忘れてた映画たち
- 『インセプション』 :2010年
- 『時をかける少女』 :2006年
- 『トゥモロー・ワールド』:2006年
いやー、この三つは完全に忘れてました。入れるの。どれも間違いなくベストテンに入ってた。それぞれ忘れてた理由はなんなのか、ちょっと考えようと思います。多分それぞれ、俺の中でSF映画じゃなくて別のカテゴリに分類してた。柔軟な発想ができない人間なんだなと改めて思いました。
『インセプション』は俺の中で完全に犯罪映画の範疇にカテゴライズされてた。そうだよね、夢の中で犯罪するって完全にSFですよね。これを忘れてたのはちょっとショックでしたね。
『時をかける少女』は、あれ、青春映画じゃないですか!(逆切れ) アニメ映画の中ではトップクラスに好きで、思い入れもあるのに、なんで入れ忘れたのか自分に問いただしたいです。
『トゥモロー・ワールド』はあれだよね、長回しがすごい系映画。どう考えてもSF映画です。はい、死にます。
こう考えてみると、他にも好きなSF映画っていっぱいありそう。それがSF映画だと気付いていないだけで。すごいもどかしいです。
惜しくも選から漏れた映画たち
- 『ブレードランナー』 :1982年
- 『2001年宇宙の旅』 :1968年
- 『時計仕掛けのオレンジ』:1971年
- 『風の谷のナウシカ』 :1984年
- 『009 RE:CYBORG』 :2012年
- 『涼宮ハルヒの消失』 :2010年
- 『ガタカ』 :1997年
- 『ブラインドネス』 :2008年
『ブレードランナー』はデッカードがもうちょっと強ければ、最高の映画だと思うんですよね。デッカードを最強にしてみたのが攻殻機動隊だと思います。(適当)
キューブリックの2作品も入れようか迷ったんですが…。どちらも強烈な印象があるけど、思い入れが及ばずといった感じです。
アニメのみっつは、自分の中でどれもベストテンに挙げたのと甲乙つけがたい作品。009とハルヒは特に。009は最近のアニメ映画で最も「挑戦的」な作品だったと思います。あらゆる意味で。
『ガタカ』と『ブラインドネス』も好きなんですが、みていてしんどくて、あんまり何度も見ていないのではずしました。
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