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二次創作的想像力――『デッドプール2』感想

デッドプール2 オリジナル・サウンドトラック

 『デッドプール2』を字幕版でみました。以下感想。

  この映画に横溢する、パロディと悪乗りの嵐の感触。それはどこかで感じたことのあるものだよなあと思っていたのだけど、ああ、これは、ある種の二次創作と極めて近しい、と思い至って、その二次創作的な想像力によって、デッドプールというキャラクターは唯一無二の存在感を放っているのだなと感じた。

 あのエンドロールのあとの展開はまさしくその極致という感じ。二次創作的想像力の極北は、「既に語られ終えた作品の絶対に変えることのできない結末を変えること」なのだ。