宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

2020年の回顧(と展望)

  今年は到底予想もできないようなドタバタぶりで、個人的にも大きな転機があった年だったのですが、ひとまず無事に年を越せそうで安堵しています。来年もそうありたいものです。以下、今年の振り返りを簡単に。

昨年のものはこちらです。

2019年の回顧(と展望) - 宇宙、日本、練馬

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黄昏と殺伐の時代の生存戦略——テレビアニメ&アニメ映画ベスト10で振り返る2010年代

  はやいもので、もう2020年も暮れようという感じでございますが、2010年代からあまり遠く離れないうちに、わたくしにとっての2010年代の経験とはなんだったのか、書き留めておこうと思います。この試みはなかなか難儀なもので、総花的に語ろうとするといつまでたっても終わらず中途で投げ出してしまったのですが、さしあたってこの10本というリストを作成し、そこにわたくしの経験を託すという仕方であれば、零れ落ちるものは膨大になるでしょうが、ひとまず形にすることはできるだろうと思いまして、その方針でやっていくことにしました。

 さしあたってテレビアニメ10本、アニメ映画10本をセレクトし、わたくしの10年代を語っていきます。わたくしのフィクション経験を広くカバーしたい気持ちがあるため、制作会社や制作者などの固有名がなるべく重複しないかたちで選出しました。よって純粋なベスト10とはやや趣が異なるわけですが、やっていきましょう。

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きみにいいことがあるように——アニメ『ジョゼと虎と魚たち』感想

ジョゼと虎と魚たち(上)【電子特典付き】

 アニメ版『ジョゼと虎と魚たち』をみました。ルックがとにかく心地よく、またクリスマスシーズンともマッチした秀作であったと思います。以下感想。

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