宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

さよなら多摩川

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多摩川沿いは、いつ散歩してもすばらしいと清少納言も言っているといわれる。真夏のうだるような暑さも冬の刺すような冷気も、多摩川の悠然たる流れはそれを引き受ける鷹揚さみたいなものがある。日常的な散歩の場所でなくなる前に、最後の散歩と思って出かけた正月の記録。f:id:AmberFeb:20230103204623j:image
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いかついマンションやなあと思っていつも眺めていました。これ洪水警報出たら住民は肝を冷やすどころの騒ぎではないね。
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『NOPE』!正月休みは未確認飛行物体がよく出現する。
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このブログには意外と多摩川近辺の散歩の記録がアップされているのだ!

amberfeb.hatenablog.com

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以下、以前のお散歩の写真をぺたぺた貼っておきます。

 

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というわけで、引っ越しました。労働のヘヴィさ、個人誌の作業、そして引っ越しと、脳みそが焼き切れるかと思いました。個人誌は出て、引っ越しは終わったので、あとはヘヴィな労働だけになり、すこしは余裕が出てくると…いいな…。

 

引っ越しでいろいろ名残惜しいことはあり、上述した多摩川散歩ができなくなることなんかは最たることなんだけど、あとはラーメンですね。生活圏に多種多様なうまいラーメン屋があるの、ほんとよかった。

これは地獄に一番近いラーメン屋、麺でる川崎店。ごわごわした麺(「ごわごわ」という形容詞を食べ物に使うことがあるとこのラーメンを食べるまで理解できなかった)を必死に食べているうちに、だんだんと恍惚になっていく危険物質。辛い天かすのトッピングが無料で、これで終盤に劇的に味が変わるのがすばら。食べた後の体調の悪さは他の二郎系の比ではない。生卵をトッピングして中和するとちょうどよくなる塩辛さ。本当の男、景浦さんにすすめられて通うようになった、最高のラーメンです。

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川崎駅近くの玉 赤備。つけ麵だったらこの水準は食べたい、という欲望のハードルがこの店行ってから明らかにあがった、安定してうまい。まあここは川崎駅近くだから行こうと思えばまた行けますね。
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ラーメン二郎京急川崎店は菩薩の慈愛に似ている。いままで食べたラーメン二郎のなかでもっともやさしい。この塩梅でいいんや、ということを理解できました。駅からやや遠いが並びがさほどでもない日が多いのはありがたい限りでした。
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引っ越し当日、どうにも気持ちが高ぶって4時ごろ目が覚めてしまったわたくしに去来したのは、このタイミングなら、まさに濱口竜介監督の『親密さ』で映ったタイミングで丸子橋に行けるじゃん、という思いつきであった…。くそ寒いなか自転車を走らせ、『親密さ』になりました。

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もうちょい空が白んでいればベストだったか?しかし寒さの前には人間はあまりにも無力。でも、最後にいい思い出ができてよかった。ありがとう、そしてさよなら。多摩川

 

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