宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

(告知)コミックマーケット97 3日目にて個人誌頒布します

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 どうにか入稿しました。12月30日、コミックマーケット97 3日目、南地区、ム-15b、サークル「宇宙、日本、練馬」にて個人誌『未来のほんのすこし手前 10年代アニメと過去・未来のイメージ』を頒布します。

  この小冊子が目指すのは、主に10年代のアニメのなかで、過去ないし未来が、どのようなまなざしを向けられてきたのか、過去や未来はどのようなイメージをまとって画面に映し出されてきたのか、ということを軸に、フィクションと我々、もしくはフィクションと現実との関係のありようを考えることです。扱う作品は下記の目次のような感じです。

目次
序   書かれなかった歴史 
第一章 いまを途中から生きる――『傷物語』 
第二章 戦後と一人の脚本家――會川昇と読むこと、語ること 
第三章 涙の川は絶えず流れる――『響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』 
第四章 過去、手紙、未来――『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 
第五章 壊れたブレーキ、歴史の夕暮れ――『時をかける少女』 
第六章 春を待つ依頼人――『氷菓』 
第七章 ありふれた廃墟――『君の名は。』 
第八章 廃墟の縁、雲の切れ間――『天気の子』 
結   薄暗闇の博奕打ち 
あとがき  

  A5版本文76頁、約5万2千字になります。お値段は900円の予定です。

 以下、この小冊子の成り立ちを簡単に紹介します。

 第二章、第八章が書下ろしです。

 第二章は會川昇の作品のなかから『機動戦艦ナデシコ』、『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』、『UN-GO』、『コンクリート・レボルティオ』を扱っています。およそ2万字で、全体のなかでも著しくボリュームが多いセクションです。

 第一章の『傷物語』論、第七章の『君の名は。』論はNag@Nag_Nayさん主宰のアニクリに寄稿させていただいたものを、やや加筆して掲載しています。快く転載を許してくださったNagさんに改めて感謝です。

以下のリンクで、それぞれの文章の一部が読めるようになっています。

文フリ新刊寄稿募集 アニメクリティークvol.6.6 続・新房昭之ノ西尾維新『続・終物語』 #bunfree - 書肆短評

アニメクリティークvol.5.5 「新海誠/君の名は。特集号」発刊告知 #bunfree #anime_critique - 書肆短評

 

 他の部分はブログの記事を加筆、修正したものになります。

また、表紙は昨年度もお願いした志久さんに描いていただきました。この素晴らしい表紙をみなさんも持って帰ってください。

 

 もし当日会場に来られないという方がおられましたら、昨年同様自家通販を行う予定ですので、本ブログのコメント欄ないしTwitter(@AmberFeb201)までリプライもしくはDMいただければと思います。Twitterはフォロー外からのDMも受け取れる設定にしておきますので、お気軽にお声掛けください。

 一人でも多くの方に手に取っていただけたなら、それ以上にうれしいことはありません。よろしくお願いいたします。

 

また、昨年発行したこちらも再版かけました。一昨年の個人誌の在庫も多少あります。あわせてよろしくです。

こちらは900円で頒布予定です。

amberfeb.hatenablog.com

 

amberfeb.hatenablog.com