宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

2022年12月に読んだ本と近況

12月、労働と同人誌出稿と諸々で、生きた心地がしなかった。
先月の。

2022年11月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

印象に残った本

 一冊選ぶなら坂井孝一『承久の乱』。傑作大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の副読本としてこれ以上ないのでは?

読んだ本のまとめ

2022年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1733ページ
ナイス数:76ナイス

https://bookmeter.com/users/418251/summary/monthly/2022/12

 

■皆殺し映画通信 お命戴きます
 巻末の鼎談の服部昇太が気の毒すぎてそれしか印象に残っていない。ほとんどの場面で意味のない相槌しか打ってないがそれが文字起こしされてしまっているいたたまれなさ。あと2018年のベスト1が『カメラを止めるな!』って、ないわー。漫画読むと『映画秘宝』的な価値(じつにくだらん!!!)を内面化してたのかと思ってたらそういうわけでもなさそうで、それは好印象。
読了日:12月04日 著者:柳下毅一郎
https://bookmeter.com/books/13529669

 

■記憶に残る廃村旅
 図書館で借りて流し読み。著者はながくサイトを運営してるようで、インターネット、広大ね!という気持ちに。
読了日:12月10日 著者:浅原 昭生
https://bookmeter.com/books/18586322

 

■日本廃村百選―ムラはどうなったのか
 日本列島各地の廃村を旅した記録。見開き2ページに一つの村、たまに聞き書き風のテクストが挿入される。文章は廃村そのものの来歴よりも「どうやってその場所に辿り着いたか」という旅の記録の色合いが強い。個人的には、聞き書きをもっとして廃村のバイオグラフィーが残るようなテクストだと価値がいっそう高まると思うのだけど…。
読了日:12月18日 著者:浅原 昭生
https://bookmeter.com/books/15367332

 

承久の乱-真の「武者の世」を告げる大乱 (中公新書)
 承久の乱にいたる文脈の整理のため、院政期から武士の勃興までの概略が整理されており、すぐれた中世史入門という趣。承久の乱においては、カリスマ的な帝王だった後鳥羽上皇が、そのワンマンぶり故にある種の分業を成立させていた鎌倉武士たちに敗れる…という構図が明快ですわね。『鎌倉殿の13人』の予習(予習とは…)のために読みましたが、たいへんおもしろかったです。
読了日:12月21日 著者:坂井 孝一
https://bookmeter.com/books/13290388

 

■これで駄目なら
 あたたかに世界を肯定しようとする言葉選びがしみる。円城塔、こういう仕事もしてたんですね。
読了日:12月24日 著者:カート・ヴォネガット
https://bookmeter.com/books/10123965

 

ゴジラ S.P <シンギュラポイント>
 原作者自身による同名アニメのノベライズ。ノベライズというよりはある種のコメンタリーという調子もある。外連味たっぷりの衒学趣味全開で楽しいが、アニメ版の外連味とはちがった種類のそれよね。多くのキャラクターが入り乱れる群像劇だがポリフォニックな調子はほとんどなく,みんな円城塔みたいにロジカルなので味がある。本書だけ読んだらどうかわからんが、アニメ版の記憶を再訪できておもしろく読みました。

 読了日:12月24日 著者:円城 塔
https://bookmeter.com/books/19880663


読書メーター
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近況

ジョブズ、モナリザ、金閣寺―—『ナイブズ・アウト: グラスオニオン』感想 - 宇宙、日本、練馬

誠実な心、書割の城——映画『かがみの孤城』感想 - 宇宙、日本、練馬

完璧な漫画の完璧な映画——『THE FIRST SLAM DUNK』感想 - 宇宙、日本、練馬

 

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