宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

2020-01-01から1年間の記事一覧

批評家の目、漫画家の身体——藤本タツキ『ファイアパンチ』感想

もはやあの『チェンソーマン』の、という枕詞をつけて語ったほうが通りがよいのではないか、という藤本タツキの初連載作品、『ファイアパンチ』について、考えがぼんやりまとまった気がするので、忘れないうちに書いておきます。

サンキュー九州三泊四日

10月6日から9日にかけて、福岡、熊本、長崎、佐賀に行っておりました。お天気にもめぐまれ、大変よい旅行でした。

2020年9月に読んだ本と近況

元気です。 先月の。 2020年8月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

疾風に帰る場所なし――司馬遼太郎『韃靼疾風録』感想

信頼できる男として知られる景浦氏が司馬遼太郎ベストと評する『韃靼疾風録』を読みました。十年ぶりの司馬遼太郎でしたが、確かにこれは最高傑作という言葉にたる、見事な小説だったと思います。以下、感想。

『TENET テネット』感想

『TENET テネット』をみました。クリストファー・ノーランという作家は、撮りたいものを自由に撮ることができ、またそれと撮るべきものを一致させることができるという稀有な幸運に恵まれているのではないか、という感を抱きました。以下、感想。

小谷野による偏差値表

個人的メモ。

遠い街角の伝説、あるいは幸福なおとぎ話——『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』をみました。TV版、外伝の精神性を継承した、見事な仕事だったと思います。以下、感想。

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』感想

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』をみたので感想。

父殺し、兄殺し——三遊亭円丈『御乱心―落語協会分裂と、円生とその弟子たち』感想

小谷野敦が好意的に言及してたんで三遊亭円丈『御乱心―落語協会分裂と、円生とその弟子たち』を読んだんですが、これがなかなかおもしろかった。『師匠、御乱心!』の題で文庫化されてるようですが、ぼくが読んだのは単行本のほうなので、この記事のタイトル…

『2分の1の魔法』感想

『2分の1の魔法』(原題:Onward)をみたので感想。

2020年8月に読んだ本と近況

消えた八月。 先月の。 2020年7月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

福田和也の目玉

福田和也という書き手は、おおむね信用に足る目をもっていると思っている(書き散らしている文章のよいわるいは無論あるけれど)。 というわけで個人的なあれから『作家の値うち』で高評価をつけていた作品をメモ。

『Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring song』感想

『Fate/stay night [Heaven's Feel] III.spring song』をみました。これは春に公開できなかったのは痛恨の極みであろうなという感が強いですが、よかったです。以下感想。

ゆるキャン(灼熱)

成田ゆめ牧場に行ったわよ。

死者の名前、詩の仕事——『アンナチュラル』感想

先日よりプライムビデオで配信されている『アンナチュラル』をみました。いや大変おもしろかったです。以下感想。

2020年7月に読んだ本と近況

TOKYO2020!!!ふはは!!! 先月の。 2020年6月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

霧の向こうの不思議な岩

地獄にGotoキャンペーンです。千葉、犬吠埼。

2020年6月に読んだ本と近況

地獄だぜ。 先月の。 2020年5月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

『AKIRA』IMAXレーザー版感想

池袋はグランドシネマサンシャインで『AKIRA』IMAX版をみました。すごいすごいと聞いてはいたが、いや想像以上でした。以下感想。

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』感想

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(原題:Little Women)をみました。よかったです。以下感想。

川崎市立古民家園に行ったわよ

行ったわよ。

『PSYCHO-PASS サイコパス 3』感想

『PSYCHO-PASS サイコパス 3』をみたので感想。

時代の呪い――小熊英二『1968』感想

小熊英二『1968』を読みました。以下感想。

夕暮れ時に見つけたもの――アニメ『刻刻』感想

アニメ『刻刻』をみました。漫画版は何かのタイミングで途中まで読んだのですが、いやはや、アニメ版はなかなかの秀作だったと思います。以下、感想。

2020年5月に読んだ本と近況

緊急事態のおわり。 先月の。 2020年4月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

『とらドラ!』感想

『とらドラ!』を久方ぶりに再見していたので感想を書いておきます。

呪い師の足——『殺人の追憶』感想

ポン・ジュノ監督『殺人の追憶』をみたので感想。

2020年4月に読んだ本と近況

密ではありませんでした。 先月の。 2020年3月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

服を買いに行く服がない、あるいは『Fate/Grand Order』の序盤が異様につらいという話

『Fate/Grand Order』の序盤のつらさ、それは服を買いに行く服がないというつらさなのである。

『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1感想

『攻殻機動隊 SAC_2045』をみました。「SAC」という看板に、あるいは神山健治という作家の固有名に引っ張られ、あまり素直な視聴ができなかったかもしれません。あるいは独善的な規範批評じみた言葉しかでてこないかもと恐れますが、ともかく感想を書いてお…