宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

2017-01-01から1年間の記事一覧

何処にもない夏の風景――『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』感想

Huluで『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』をみました。アニメ版に向けての予習みたいな心持だったんですが、いやめちゃくちゃよかったです。以下感想。

マーベル世界のスパイダーマン――『スパイダーマン:ホームカミング』感想

『スパイダーマン:ホームカミング』を2D字幕版でみました。以下感想。

群馬台風旅行

先日は台風で列島の天気は荒れ模様って感じでしたが、僕は群馬に遊びに行っていました。以下、適当に旅行の記録を書き留めておきます。

2017年7月に読んだ本と近況

夏をあきらめないで。 先月のはこちら。 2017年6月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

壊れたブレーキと下り坂――『時をかける少女』と歴史の夕暮れ

細田守監督『時をかける少女』には、破局の予感が漂っている。それは時に成就し、あるいは繰り延べされ、そして作品世界の歴史全体を規定してもいる。

彼らを忘れた私たち、あるいはその帰還――『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』感想

『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』をみました。以下感想。

魔法なき世界のために――『メアリと魔女の花』感想

『メアリと魔女の花』をみました。以下感想。

2017年6月に読んだ本と近況

ぎりぎりでいつも生きていきたい我々としてはな。 先月のはこちら。 2017年5月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

フィクションと事件の記録――塩田武士『罪の声』感想、あるいは『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』とグリコ森永事件

塩田武士『罪の声』を読んだので感想を書き留めておこうと思います。同作および『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の核心部分のネタバレが含まれますのでご留意ください。

類型と逸脱――『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』感想

このところ、原作をようやく最新刊まで読んだので、満を持してアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』をAmazonプライムビデオでみていました。以下感想。

兵士たちの顔――『ハクソー・リッジ』感想

『ハクソー・リッジ』をみました。前評判に違わぬすさまじさ。以下感想。

アニメの外へ――辻村深月『ハケンアニメ!』感想

辻村深月『ハケンアニメ!』を読んだので、感想を書き留めておこうと思います。

歴史は繰り返すのか――『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』感想

だいぶ前に録画した『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』を昨日・今日と視聴していました。以下感想。

あまねく響くフィクションの神話――『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜THE LAST SONG』感想

『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜THE LAST SONG』をみました。よかったです。以下感想。

休日の終わり、探偵のはじまり――米澤穂信『いまさら翼といわれても』感想

月日が経つのは早いもので、刊行からもう半年以上経ってしまいましたが、ようやく『いまさら翼といわれても』を読みました。「連峰は晴れているか」と「いまさら翼といわれても」以外は未読だったのですが、非常によかった。以下感想。

不死身のフィクション――『LOGAN/ローガン』感想

『LOGAN/ローガン』を字幕版でみました。前評判の高さに偽りなしの傑作ではなかったかと思います。以下感想。

2017年5月に読んだ本と近況

生きている。 先月のはこちら。 2017年4月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

幸せの、青い――『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』感想

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』(原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2)を2D字幕版でみました。大変楽しかったです。以下感想。

「いま」としての未来――『メッセージ』感想

『メッセージ』(原題:Arrival)を字幕版でみました。テッド・チャンの手になる原作「あなたの人生の物語」はトップ2のおかげで既読で結末と仕掛けは知ってたわけですが、大変楽しかったです。というか、この「結末を知っている」ということ自体が極めて「…

異形の物語――『夜明け告げるルーのうた』感想

『夜明け告げるルーのうた』をみました。すげえもんをみせていただいたという気持ち。以下感想。ネタバレが含まれます。

リアルとヴァーチャルのだらしない境界――『ソードアート・オンライン』感想

ここしばらくNetflixで『ソードアート・オンライン』をみていて、先日1期最終話まで視聴したので、感想を書き留めておきます。

空虚に至る旅――『91Days』感想

Netflixで『91Days』をみていまして、数週間くらい視聴が滞っていたのですが今日一気に最終回までみました。以下簡単に感想を書き留めておきます。

ありふれた/劇的な生――『国際市場で逢いましょう』感想

しばらく前から気になっていた『国際市場で逢いましょう』がNetflixで配信されていたので視聴しました。簡単に感想を書き留めておきます。

異端者たちは何処にゆくのか――『サムライチャンプルー』と『幕末太陽傳』、あるいは異端の時代劇

『サムライチャンプルー』についてぼんやり考えていて、とりあえずとりとめはなさそうですが書き留めておきます。

不完全な神とその可能性――野崎まど『2』感想

野崎まど作品を刊行順にぐいぐい読んでいくぞキャンペーンが順調に進行しておりまして、本日ついに『2』に至りました。いや刊行順に読んだのマジで正解でした。以下感想。

2017年4月に読んだ本と近況

今年度の目標は、生き延びることです。 先月のはこちら。 2017年3月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

映画館、あるいは不完全な神の座――野崎まど『[映] アムリタ』感想

『正解するカド』が話題になってたのでついうっかり野崎まど『[映] アムリタ』を読んだんですがこれがえらいおもしろかったので感想書いときます。核心部分に触れるネタバレを行いますので、未読の方はご留意ください。

架空の地名とその意味――プルースト、『君の名は。』、漱石

ここ半年くらいプルースト『失われた時を求めて』をちまちま読んでいるのだけど、この長大な小説のなかには実在する地名と架空の地名が混ざり合って独特の世界を形作っている。そのことから連想したとりとめのないことを、以下に書き記しておこうと思う。

吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』メモ

吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』を久方ぶりに再読しましたので、メモを残しておこうと思います。

運命を知る/選ぶこと――『龍の歯医者』感想

Amazonプライムビデオでようやく『龍の歯医者』前後編をみまして、めちゃくちゃよかったです、はい。以下感想。