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宇宙、日本、練馬

映画やアニメ、本の感想。ネタバレが含まていることがあります。

ちゅーばちばちこ『金属バットの女』感想あるいは一つの空虚

先日信頼できる男として知られる景浦氏からちゅーばちばちこ『金属バットの女』を託されまして、ばっと読んだんですけども、ネット上の感想をざらっとあさった限りではどうもイマイチぴんとくる感想がなくて、この作品がこうも語られていないというのはこの…

群像編集部編『21世紀の暫定名著』で挙げられている「名著」のリスト

『21世紀の暫定名著』のなかで取り上げられていた本についての個人的メモ。

2017年1月に読んだ本と近況

2017年もやっていきましょう。 先月のはこちら。 2016年12月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

いま・ここの肯定――アニメ『四畳半神話大系』感想

『夜は短し歩けよ乙女』アニメ映画化の報に触れ、森美登美彦熱がにわかに高まる昨今ですが、このたびはアニメ版『四畳半神話大系』を冒涜的な仕方で見返しました。個人的に思い入れが深い作品なんですが、これまでまとまった感想を記してこなかったので、こ…

滅びゆくこの我々――江波光則『我もまたアルカディアにあり』感想

新年の読書は江波光則『我もまたアルカディアにあり』からスタートしたんですが、これが非常に良かったので、感想を記しておきます。

2016年12月に読んだ本と近況

さらば2016年。 先月のはこちら。 2016年11月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

2016年11月に読んだ本と近況

ぼちぼち元気でいます。 先月のはこちら。 2016年10月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

スティーブン・ピンカー『暴力の人類史』メモ

先月末スティーブン・ピンカー、 幾島幸子・塩原通緒訳『暴力の人類史』を通勤中にちまちま読んでいて、さきほど最後まで頁を繰ったので、メモ的なやつを残しておこうと思います。

2016年10月に読んだ本と近況

10月は体調崩しそうな兆しがあったのですが、なんとか乗り切りました。えらい。 先月のはこちら。 2016年9月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

原稿と救い――ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』感想

ミハイル・ブルガーコフ、水野忠夫訳『巨匠とマルガリータ』を先週あたりから通勤中に読んでいました。社会はあたりまえのように何事もなく流れていくのだということを電車の中で実感させられている最中に、その社会が滅茶苦茶になるこの本を読んでいるとい…

それぞれの通史のために――エルンスト・H・ゴンブリッチ『若い読者のための世界史』

エルンスト・H・ゴンブリッチ、中山典夫訳『若い読者のための世界史』を読んでいました。文庫に入ったので読もう読もうと思っているうちにもう4年も経ってたんですね。いやーしかしこれはもっと早くに読むべきだった。以下適当に考えたことなど。

東京、地元、豊島ミホ

エルロイ&ブルー@ellroyandblueさん激推しの豊島ミホ『やさぐれるには、まだ早い!』を読みました。豊島ミホは高校生の時分に『檸檬のころ』ともう一冊読んで以来だったんですが、いやーエッセイもよかったです。以下感想。

二人の名無し――冲方丁『マルドゥック・アノニマス 2』感想

様々な人からとっとと読まないとネタバレを与えて○すみたいな感じの圧力を加えられ、『マルドゥック・アノニマス』既刊を読んだんですがこれはマジで圧力に感謝しないといけないやつで、リアルタイムでこれを読めるのは滅茶苦茶幸福じゃねーかと。というわけ…

村上春樹『アンダーグラウンド』感想、あるいは『輪るピングドラム』の「呪いのメタファー」

村上春樹『アンダーグラウンド』を半年くらいかけて読んでいました。たぶん2年前くらいからなんとなく脳内の「読まなければならない」リストに入っていて、ちょと読んではきつくなって放置、というのを3サイクルくらい繰り返してたんですが、今回時間をかけ…

2016年9月に読んだ本と近況

なんだかずいぶん日が短くなった気がします。 先月のはこちら。 2016年8月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

逆転のカギはそこにある――阿部和重・伊坂幸太郎『キャプテンサンダーボルト』感想

阿部和重・伊坂幸太郎『キャプテンサンダーボルト』を読んだので感想。

みることの失敗――阿部和重『シンセミア』感想

阿部和重『シンセミア』を読んだので感想。

2016年8月に読んだ本と近況

おれの最高の夏はまだ死んじゃいない! 先月のはこちら。 2016年7月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

舞城王太郎『暗闇の中で子供』感想、あるいは舞城自身による舞城

ここしばらくなんとなく舞城王太郎の文章を読みたいという気持ちがあったのでなんとなく読んでいてなんとか空虚な心を満たそうと試みているのだが、それはともかく『暗闇の中で子供』が非常によかったので感想を書き留めておこうと思います。

2016年7月に読んだ本と近況

7月は元気でした。8月もやっていきましょう。 先月のはこちら。 2016年6月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

アンソニー・ギデンズ『モダニティと自己アイデンティティ――後期近代における自己と社会』メモ

アンソニー・ギデンズ著、秋吉美都・安藤太郎・筒井淳也訳『モダニティと自己アイデンティティ――後期近代における自己と社会』を読んだのでメモ。

アンソニー・ギデンズ『近代とはいかなる時代か? ――モダニティの帰結』メモ

アンソニー・ギデンズ著、松尾精文・小幡正敏訳 『近代とはいかなる時代か? ――モダニティの帰結』を読んだのでメモ。

「キョン!×××するわよ!」――筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』感想

筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』を読んだので感想。

2016年6月に読んだ本と近況

最高の夏をな。 先月のはこちら。 2016年5月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

私たちは一個の書物である――古川日出男『アラビアの夜の種族』感想

古川日出男『アラビアの夜の種族』を読んだので以下に感想。

霧のなかを歩んでゆけ――トマス・ピンチョン『LAヴァイス』感想

トマス・ピンチョン、栩木 玲子・佐藤 良明訳 『LAヴァイス』(原題:Inherent Vice)を読んでいました。映画版をみてあらすじを知っていたからというのももちろんあるんでしょうが、いやそれだけではないとも思いますが、『重力の虹』と比べるとえらい読みや…

自由に目が眩む――トマス・ピンチョン『重力の虹』感想

トマス・ピンチョン、佐藤良明訳『重力の虹』を5月末からちまちまと読み進めていて、ようやく最後まで頁を繰りました。なんというか、「読んだという実績を解除するためだけに読んだ」感は拭いきれなくて、自分の俗物根性にとてもあれな気分になってくるので…

2016年5月に読んだ本と近況

5月は全体的にあんまり元気じゃなかったんですが、なんとかやっています。 先月のはこちら。 2016年4月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬

吉見俊哉『ポスト戦後社会』メモ

吉見俊哉『ポスト戦後社会』を再読したのでメモ。

吉川洋『高度成長 日本を変えた6000日』メモ

吉川洋『高度成長 日本を変えた6000日』がえらい勉強になったのでメモ。

建築をつくるのは誰?――平松剛『光の教会―安藤忠雄の現場』感想

平松剛『光の教会―安藤忠雄の現場』を読んだので適当に感想を。

2016年4月に読んだ本と近況

えー、元気です。元気。 先月のはこちら。 2016年3月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬

〈超人〉はそこにいる――會川昇『超人幻想 神化三十六年』感想

読みたい読みたいと思っていた會川昇『超人幻想 神化三十六年』をようやく読みました。いつの間にやら『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』は二期がはじまってるし世界のスピード速すぎる。以下感想。

彼女の強さと弱さ――米澤穂信「いまさら翼といわれても」感想

『小説 野性時代』146-7号掲載、現時点での〈古典部〉シリーズ最新作「いまさら翼といわれても」を読みました。これまで雑誌掲載された短編は未読だし、単行本まで待とうかなーと思っていたのですが、魔がさして図書館で手に取ってしまいまして、いやー、非…

虚無/信頼――冲方丁『マルドゥック・ヴェロシティ』感想

冲方丁『マルドゥック・ヴェロシティ』を読みました。『マルドゥック・アノニマス』はこれで文庫を追っていけそうな感じがして非常に楽しみです。以下で適当に感想を。

2016年3月に読んだ本

新年度もぼちぼちやっていきましょう。 先月のはこちら。 2016年2月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬

2016年2月に読んだ本

寒暖の差が身体にこたえる今日この頃ですが、体調崩したりはせず元気にやっています。健康に生きていきたい。 それと今月は『響け!ユーフォニアム』の月でした。大変心を揺さぶられた。 「特別さ」と二つの涙 ――『響け!ユーフォニアム』感想 - 宇宙、日本…

2016年1月に読んだ本

えー、生きています。生きてることに感謝って感じです。はい。 先月のはこちら。 2015年12月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬

2015年12月に読んだ本

2015年は光陰矢の如しという感じでマジであっという間に過ぎていったきがします。1年を通して比較的元気だったので、来年も(というか今年もですが)元気にやりたいです。 先月のはこちら。 2015年11月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬 1年の振り返り的な。 2015…

2015年11月に読んだ本

11月もわりに元気にすごしました。がんばりましょう。 先月のやつ。 2015年10月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬

「お前の時間をよこせ」と近代は云う―ミヒャエル・エンデ『モモ』感想

Twitter上で俄かにエンデが話題になったりならなかったりしていたので、そのビッグウェーブに乗って『モモ』を読むなどしていました。児童文学にカテゴライズされるものを読むのは久々だったので、やさしさあふれる文体がかなり新鮮な感じでした。以下適当に…

2015年10月に読んだ本

いよいよ冬の足音が近づいてきた感がありますが、今年は季節の変わり目に体調を大きく崩すこともなく、今のところはなんとなく元気です。これからも元気に過ごしていきたいもんですね。 先月のはこちら。 2015年9月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬

「サーカス」と「真実」のあいだで――米澤穂信『王とサーカス』感想

米澤穂信『王とサーカス』を読みました。なんというか、いま、ここで、わたしという人間がこの本を読んで本当によかったというか、この本は今のおれのために書かれたのではないかと気持ちの悪い錯覚を起こすほどよかったです。以下で適当に感想を。ネタバレ…

2015年9月に読んだ本

9月は完全に生活習慣が破壊されたりもしたけれど、割合元気でした。ふしぎだ。ともかく元気なのはよいことなのでしょう。 先月のはこちら。 2015年8月に読んだ本 - 宇宙、日本、練馬

全体意志 2.0、あるいは『ガッチャマンクラウズ インサイト』の私たち

昨日と今日で溜まっていた『ガッチャマンクラウズ インサイト』を11話までみて、それとどうにも響きあう予感がしていた東浩紀『一般意志 2.0』を読むなどしていました。「ゆっくり ふかく」をひとつのキーフレーズにしている『インサイト』を一気見するのは…

テクノロジーと人間の未来―『伊藤計劃トリビュート』感想

『伊藤計劃トリビュート』を読みました。アニメ映画公開も近いよなーとなんとなく手にとってみたんですが、半端なく面白かった。SF全然読まないマンなので寄稿されている方の作品を全然読んだことはなかったのですが、伊藤氏のトリビュートである以上に知ら…

殻を破れ、あるべき仕方で――冲方丁『マルドゥック・スクランブル』感想

冲方丁『マルドゥック・スクランブル』をよみました。さすが名作の誉れ高いだけあって面白かったです。適当に感想を。

2015年8月に読んだ本

最近8月だっつーのに最高の夏感がすっかり何処かへ行ってしまったようで、大変遺憾でした。あれほど憎らしかった灼熱の日差しが恋しい。太陽がんばれ。 いよいよ首がまわらなくなりつつありますが、わたしは元気です。 先月のはこちら。 2015年7月に読んだ本…

たとえ結びなおすことはできなくても――米澤穂信『ふたりの距離の概算』感想

米澤穂信『ふたりの距離の概算』を読みました。アニメ『氷菓』のその先のお話、ということで、なんとなく読むふんぎりがつかず今までずっと積読状態だったのですが、意を決して読みました。以下で感想を。ネタバレが含まれます。

その日、戦争は終わらなかった―佐藤卓己『増補 八月十五日の神話: 終戦記念日のメディア学』

世間はお盆だったり終戦記念日だったりコミックマーケットだったりするようですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。先日のコミケ1日目、ふると@kei_furutoさんのサークル「余白の楽書」で無料配布していたペーパーに佐藤卓己『増補 八月十五日の神話: …